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フェチ(10)

沙亜矢です。
またまた一ヶ月あいてしまいました。
遅い更新で本当にごめんなさい。
懲りずにおつき合いいただければ幸いです。

---
家に着き、すぐにドアを閉めた。
「ふぅー、疲れたぁー」
ようやく張り詰めていた緊張から解放された。
「なあ落ち着いたらもう一回外に出ようぜ」
「もう二度と嫌だ」
「そんなこと言うなよ。せっかくそれだけ美人なのに…」
「これからは家だけで楽しむことにする」
「えぇぇ!そんな…。もったいない…」
「もったいなくてもいい。僕はもう外になんか行かない」
「そんなぁ…」
雅臣がブツブツと文句を言ってる。
僕はそれを完全に無視した。

「まっ、いいか。無理強いするのも悪いもんな。それじゃ、持って来たものはお前にやるよ。好きに使っていいから」
そんなことを言って雅臣は出て行った。
なんだかんだ言っても、雅臣はいい奴なんだ。

僕は雅臣が出て行った後も女装のままで過ごした。
今の自分の姿には満足していたのだ。
こんなに可愛い女の子が彼女だったらいいのに。
心底そう思う。
「直彦くん、大好きよ」
僕は鏡に向かって一人芝居を始めた。
「私が直彦くんのこと慰めてあげる」
そうしてスカートの下からマニキュアが塗られた手でペニスを取り出した。
自分の手なのに、何となく他人の手のように見える。
僕は興奮した。
それほど弄ぶことなく、射精した。
射精した途端、空しさが湧き上がった。
もう女装はやめよう。
そう思った。

次の日は大学の授業に出た。
雅臣がいたら女装道具を返すよう話をするつもりだった。
しかしこういう日に限って雅臣は授業に出てないようだった。
その日の授業が終わって、大学内をウロウロしていると、瑞希と見かけた。
彼女の顔を見た途端、逃げようと思った。
そうした方がいいと直感が告げていた。
しかし、そんな不自然なことをすると、怪しまれる。
どうしよう…。
そう迷っているうちに、瑞希が僕を見つけた。
「あっ、塚本くん」
そう言いながら、近寄って来た。
「よかった、会えて。あちこち捜してたのよ」
「何か用でもあるのか?」
すると瑞希が僕の耳元で囁いた。
「塚本くんにあんな趣味があったなんて知らなかったわ」
やっぱりバレてた!
しかし証拠があるわけではないはずだ。
しらを切れば何とか言い逃れることができるかもしれない。
「何の話だよ?」
「あら、もしかしてとぼける気じゃないでしょうね?」
「とぼけるも何も『あんな趣味』って言われても何のことか分かんないよ」
「それじゃ、これは?」
瑞希が出してきたのはスマホだった。
スマホのカメラに昨日の僕と雅臣が写っていた。
当然僕は女装していた。
瑞希はすぐに離れて行ったと思っていたのにこんなものを撮られていたとは。
写真の最初は僕と雅臣が言い合っていた場面だった。
写真はそれから10枚程度撮られていた。
最後の写真は僕の部屋に入って行くところだった。


16:58 | フェチ | comments (1) | trackback (-) | page top↑
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コメント

#早く続きが見たいです。
早く続きが見たいです。
by: なおくん | 2015/11/05 09:30 | URL [編集] | page top↑

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