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フェチ(4)

「おい、直彦、入るぞ」
そんな声がしたかと思うと、いきなりドアが開いた。
入ってきたのは西野雅臣だった。
雅臣は同じ学科で、近くに住む友達だった。
時々遊びに来る仲だったのだ。
そんな雅臣が驚いた顔で玄関のところで立ち尽くしていた。
「お前、何て恰好してるんだ?」
そう呟いた。
僕はいつものようにミニスカートとハイヒールを身につけていた。
そして、昼食のインスタントラーメンを作っているところだったのだ。
「いや、これは…」
どう説明しようかと考えを巡らせた。
結局下手な言い訳をしても仕方ない。
そう思い、素直に自分の趣味について話した。
「ふーん、なるほどね。そんなに女の後ろ姿が好きなんだ。それにしても女の後ろ姿が好きってのは分からなくもないが、だからと言って自分でやろうとは思わないだろう、普通は。第一、自分で女装しても、後ろ姿を見れないんじゃないか?」
「だからそれは動画を録ってさ…」
「そこまで手間かけるか?」
「だから自分だったら好きにアレンジできるし…」
「それにしても、いくら下半身が好きって言っても上半身も女じゃないとイマイチだろう。髪の毛だってロングのほうが好きなんだろ?」
「そこまでやると、何となく踏み込んではいけない領域に入っていきそうで…」
「何言ってんだ。毒を食らわば皿まで、だろ?やるなら徹底的にやろうぜ」
「『やろうぜ』って言っても、やるにはお金が必要なんだ。そんな金はないからなあ」
「俺にちょっと当てがあるんだ。1週間以内に持ってきてやるよ」
「当てって何だよ」
「それはお楽しみってことで。また来るよ」
そう言って雅臣は出て行った。
いったい何の用で来たのだろう?
それにしてもドアの鍵をかけ忘れるとは…。
うっかりしていた。
雅臣の奴が言い触らしたりしないことを祈るのみだ。

雅臣が来たのはそれから5日後だった。
両手にダンボールを抱えてやってきたのだ。
入っていたのは女性の服や下着だった。
さらに女性の乳房の形をした人口乳房もあった。
「どうしたんだ、これ?」
「知り合いがこの手の店をやってるからさ、在庫から少し分けてもらってきた」
「お前にそんな知り合いがいるなんて知らなかった」
「友達にどんなやつがいるかなんて普通は言わんだろう。とにかくつけてみろよ」
「今ここでか?」
「当たり前だろ。そのために持ってきたんだから。そんな中途半端な恰好じゃなくて、完全に女になってみろよ」
そのとき僕はいつものようにスカートを穿いていたのだ。
もちろんスカートだけだ。
スカート以外はいつもの男の服を着ていたのだった。
僕にとっては初めての女装だ。
そんな状況を前に僕は興奮していた。
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