アナザーワールド(6)

俺の視線の先には男のペニスがあった。
最初は耐えていた。
しかし我慢するには限界があった。
俺はフラフラと男のそばに行き、ペニスを手に取った。
そして手で、指で、口で男のペニスに刺激を与えた。
やがて男のペニスが大きくなった。
俺は男の腰に跨った。
男のプライドなんて微塵も残っていなかった。
俺は男のペニスに手を添えて、そのまま腰を落とした。
「...あああ......いいぃぃ......」
男のペニスを受け入れた。
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アナザーワールド(5)

男のズボンのベルトを緩め、ズボンのボタンを外した。
そしてファスナーを下げ、男のブリーフをずらした。
ブリーフの中ですでに屹立していた。
俺はそれを取り出して、愛おしそうにそれを指で撫でた。
「銜えたかったら銜えていいぜ」
「嫌よっ」
そう言いながら、俺は男のペニスを銜えた。
「男のくせに男のモノを銜える気分はどうだ?」
「んんん......」
俺は悔しくて涙が出てきた。
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アナザーワールド(4)

夜になった。
男が来た。
あの男だった。
「だ、誰だ?」
俺はそいつのほうに向かって聞いた。
「ん?」
男が不思議そうな顔をしている。
「お前、誰だ?」
やばい、ばれた?
俺が恵美の姿になっていることがばれるとややこしいことになるかもしれない。
恵美の振りをしないと。
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アナザーワールド(3)

俺はゆっくり立ち上がった。
脚に柔らかい布が触れた。
スカートだった。
どうして俺がスカートなんか穿いてるんだ?
俺は庭に面した窓ガラスに自分を映した。
外はすでに暗い。
窓ガラスは充分鏡の役目を果たすことができるのだ。
そこに映ったのは恵美だった。
俺は恵美になっていたのだ。

どういうことだ?
潜在意識で女性になりたがっていたせいなのか?
それとも恵美の祟りなのか?
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アナザーワールド(2)

ある日、会社からの帰宅途中自宅のすぐ近くで男とすれ違った。
俺より少し年下でハンサムな男だった。
何となく会ったことがあるような気がした。
どこかで会ったと思うんだけど...。
しかしいくら考えても思い出すことはできなかった。

その夜も夢の中では俺は女だった。
俺は男とキスをしていた。
長い長いキスだった。
男は俺の口の中に舌を這わせた。
俺もその舌に呼応するように舌を絡ませた。
満足に息をすることも忘れて俺はキスに没頭した。
俺はキスしながら股間を濡らした。
早く入れて欲しい。
そういう気持ちを込めて男の股間に手を伸ばした。
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アナザーワールド(1)

靄がかかって相手の顔が見えない。
しかし俺はその相手のペニスをおいしそうにしゃぶっていた。
どうして俺が男のモノをしゃぶらないといけないんだ?
頭ではそう考えているのだが、その行為をやめることはできなかった。
口の中でピクピク動くペニスの反応が楽しかった。
俺は亀頭溝に舌の先を這わせた。
男が微妙に腰を動かしたのを感じた。
感じてるんだろうと思い、俺は執拗にその部分を舐めた。
やがて口の中に苦いものを感じた。
出される!
そう思ったときだった。
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ため息(23)

2週間くらいは痛いだけで、気持ちよさなんて全くなかった。
クンニしてくれれば少しは気持ちよかったが、合体による快感はなかった。
もう感じることなんて一生来ないのかもしれない。
そんなふうに考え、手術したことを後悔し始めていた。

そんなある日のことだった。

「奈央美、ちょっと濡れてるぞ」
飯野に言われ、股間に手をやった。
かすかに湿り気があるような気がする。
その後もじっくり指で僕の女性器を甚振った。
「ほら...」
飯野が僕の顔の前で親指と人差し指をつけたり離したりした。
その指の間に粘液が糸を引いていた。
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ため息(22)

ようやく医者からセックスの許可をもらったのは婚姻届を出してから1ヶ月以上が過ぎていた。

『OKだって』
僕はすぐに飯野にメールを送った。
飯野は普段どんなに早くても帰宅は9時を過ぎる。
その飯野が7時前に帰ってきた。
それだけ楽しみにしてくれているということだ。
そう思うと自然と笑みがこぼれた。

夕食もそこそこに飯野が僕に迫ってきた。
「女になっちゃったけど、本当に大丈夫なの?」
僕はホモである飯野が今の僕を抱けるのか不安だった。
「大丈夫だって。僕は奈央美が好きなんだから」
飯野自身は僕のそんな心配は無用だと言わんばかりだった。
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ため息(21)

僕は次の日に病院を訪れた。
女性になるための治療を開始するためだ。

まずいろいろ聞かれた。
僕としてはあまり正直に話すとおかしなことになると思い、適当に脚色して話をした。
たとえば、子供の頃から男であることに違和感を感じていたとか。
もちろんそんな事実はない。
しかし、今となってはかなり昔から違和感があったような気がしないではない。
自分でもどこまでが本当でどこからが嘘なのか認識できなくなっていた。
女装を始めた時期やどれくらいの割合で女装しているかなどを話した。
そんないろいろ聞かなくても僕の今の姿を見れば僕が男より女に向いていることが分かるのに。
百聞は一見に如かずって言葉、知らないのかな?
そんなことを思いながら質問に答えていた。
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ため息(20)

「ひどい......」
僕は小さな声で呟いた。
「奈央は犯されてつらかったのかもしれないけど、私のほうがつらいんだから」
僕には由依の言っている意味が分からなかった。
「私、金曜からの3日間ずっとここにいたの」
えっ!
一瞬意味が分からなかった。
どういうこと?
由依は友達と旅行に行ったんじゃ...。
僕は由依の顔を見た。
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